書物宮殿
Written by [まぁ]
My Home Page
道化師の街


[もどる] [使い方] [ワード検索] [記事削除] [新規投稿/修正など]
[ヒストリー表示(全リスト)]
[16] 一瞬の風になれ 佐藤 多佳子講談社¥1,470 完読 --- 2007/05/10 19:10マイページに「一瞬の風になれ」を購読候補リストとして登録します。
「速くなる」
ただそれだけを目指して走る。白い広い何もない、虚空に向かって…。
春野台高校陸上部。とくに強豪でもないこの部に入部した2人のスプリンター。ひたすらに走る、そのことが次第に2人を変え、そして、部を変える。
「おまえらがマジで競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」
思わず胸が熱くなる、とびきりの陸上青春小説、誕生。


* * *

新二と私は今同じ状況です。兄弟のことや家族のこと、そして友達のことさえ、とてつもなく似ている状況!
姉が吹奏楽の強い学校に入り、親はそっちのコンサートばっかりで私の試合には一度もきてくれたことがありません。試合の日すら知りませんから。しかし、やっぱり私は新二と同じで。今わたし足遅いから、もっと速くなってから親に見せてやりたい。だからむしろそっちの方がいいな、と、そう思っています。
それと友達は初期の連のようになっています。今までまじめだった友達さえ、まじめに部活をやらない始末。
これは私のために書かれている小説じゃないかと思ったくらいに同感しました。

陸上って活字にするのは難しいんじゃないか、と思ってました。短距離はそれはもう、一瞬で終わってしまうし、長距離だってダラダラと長い距離を走った過程を書いたって、読者にはつまんないだろうし。
しかしこの本は完璧に、陸上小説だった。あの短距離を走る快感がリアルに描かれていました。私も陸上部ですから、すごく同感しました。陸上って、サッカーとか野球とかに比べると、ただ走る地味なスポーツだと思われがちです。しかし、これをよめばどれだけ陸上が難しいかつ楽しいスポーツだとゆうことが分かります。
リレーのときは本当にドキドキした。そして、バトンパスの面白さに同感した。

バトンの、あの消えてゆく感じ、すごくすごくわかります。




「無理やり100パーセント」

それで私もがんばっていきたいな、と思いました。


陸上やってる人にしかわからないことがある、と本書にありました。
そのとおりだと思います。
でもこれを通して陸上を好きになっていただける方が多くなれば、と願っております。
2巻も読みます、そして映画化希望!


> お、お兄ちゃんもその状況にあります。
前に読んだ事があるのですが、すっごく面白かったです。お兄ちゃんが燃えました。(苦笑 (2007/06/10 16:21)
名前 レス
文字色 削除キー

[15] ONE DAY 死ぬまでにしたい10のこと ダニエル・エーレンハフトポプラ社¥1,680 完読 --- 2007/04/30 19:48マイページに「ONE DAY 死ぬまでにしたい10のこと」を購読候補リストとして登録します。
毒を飲んでしまったテッドは、あと1日しか生きられない!?
テッドの友達マーク、そしてその彼女のニッキは、テッドが死ぬまでにすること10個をリストにまとめ、3人で実行することにするが…。
ニューヨークの痛快小説。


* * *

おなじことの繰り返しの日常、必ずくる明日。しかしもし、明日がもう二度とこなくなってしまう、つまりあと1日しか生きられないと知ったら?
そうしたらたぶん、今までの人生を見つめなおすんだろうな、と私はおもいました。
ああ、つまんない人生だったなとか、変なことばかりしてたな、とか…。
しかしこのテッドはちがいました。今までくだらないことをしてきたゆえに、彼は1日だけでもしっかり「生きよう」としていました。きっと、ちゃんと生きていなかったゆえに、行きようとしていたんでしょう。そんな希望をもったお話がとってもステキでした!
そして時折もりこまれているジョークも。アメリカンジョークは少し理解できないところもあったのですが、とても面白かったです。
生きる意味がわかる本なんじゃないかなと思いました。
名前 レス
文字色 削除キー

[14] ポピーとディンガン ベン ライスアーティストハウス¥ 1,260 完読 --- 2007/04/21 07:53マイページに「ポピーとディンガン」を購読候補リストとして登録します。
ぼくは思いついた。認めるのはしゃくだけれど、ケリーアンを元気にするにはポビーとディンガンを見つけるしかない。そして、ぼくは行動を起こした。「妹が病気のため、日々弱っています。どうか手を貸してくれませんか!」はじめはみんなバカにしていたけど、そのうち、町のひとたちがほんとうに、本気でポビーとディンガンをさがしてくれた。

幼い妹の架空の友だちを必死にさがしつづける一人の少年。求めたさきに見つけたものは、悲しい死だった。せつなくて、あたたかくて、いとおしい。やさしい涙をさそう世界一かわいくて、けなげな兄と妹の物語。


* * *

表紙がわたしの大好きな酒井駒子さんの絵だったので、購入しました。

タイトルとなっている「ポピーとディンガン」、これは主人公アシュモルの妹ケリーアンのおともだちの名前。しかし本書には一回もでてきません、なぜならポピーとディンガンはこの世に存在しない空想の友達だからです。
空想の友達をさがす、ばからしいと思いました。でも実際にわたしもおなじようなことをしています。ある人の小説が大好きなのですが、その小説にでてくるキャラクターが、本当に存在するとしか思えないときがあるのです。これはケリーアンと同じなんだな、と。
ラストシーンには本当に泣きそうになった。いなくなった妹に話しかけるアシュモルあらすじにあるとおり、本当に悲しくて、けれども優しくあたたかいお話でした。誰かに送りたいお話でした。
名前 レス
文字色 削除キー

[13] ひかりのまち nerim’s note 長谷川 昌史電撃文庫¥578完読 --- 2007/04/21 07:37マイページに「ひかりのまち nerim’s note 」を購読候補リストとして登録します。
夜だけが続く日黒期がやってきてひと月。
高等部に通うネリムは、この日黒期という現象と、六年前の 「森の神隠し事件」 による兄の失踪に疑問を感じていた。
そんなおり、保健室で出会った新しい医務員のディネが、ネリムが疑問に思っている日黒期や兄のことを仄めかす。
そして、徐々にディネに惹かれていくネリムは、彼女と一緒に六年前の事件に関する資料を探し始めた。
『本当のこと』 を知るために─。

* * *

書店で「まち」とゆう文字が見え、ランプをもった男の子の表紙をみた瞬間レジへ。こうゆうのだいすきなんです。特に、夜が続く街とか、そうゆう不思議なもの!中世ちっくなのかなあ、と読んでいたら以外に現代のような風味があり、ちょっぴり新鮮でした。こうゆう世界観大好きですね。
これはミステリーも盛り込まれているのでしょうか。最近ミステリー続きでうんざり、と思いましたが殺人とか、そうゆう事件じゃないのでおもしろかったです。
でもなんか後半からすごくよみにくくなりました。意味が分からなくて何度もページを読み直したり…すこしイラつきました。
あと「えー」と思ったところが多かったです。たくさんあったのですが、一番思ったのはパッセが死んだときのアシュタミ。目の前で弟が死んでるっていうのに、のんびりネリムのお兄さんのお話聞いてるのがすごく不愉快だった。せめてお話聞きながらも、チラチラと弟の方を見てくれれば良かったです。それともうひとつ、「人は生き返らせることはやってはいけない」と言ってるくせしてパッセを生き返らせたこと。「これで最後にするんだ」とか言ってましたが、やっちゃいけないと思うならパッセも生き返らせてはいけないんじゃないですか。

あとお兄さんの切り替わりがおかしかった。よんでたらお兄さんいきなりいい人になってて、「あれ、いつからいい人になったの?」と。そして読み返してて今までのお兄さんは弟を試していたらしいと。別にためさなくてもねえ。

まあ…。いろいろいったけど、話的に、でも面白かったにはかわりはありません。世界観はもうすごい好きです!2巻にも手をだそうか、と思考中であります…。
名前 レス
文字色 削除キー

[12] 三毛猫ホームズの恋占い 赤川次郎光文社¥540完読 --- 2007/04/21 07:21マイページに「三毛猫ホームズの恋占い」を購読候補リストとして登録します。
「あなたが、私の夫になる人です」警視庁の片山刑事は、駆け寄ってきた女子高生の言葉に絶句した。
公園で殺人犯を張込み中、イチゴの絵のついた、可愛いハンカチを拾った直後のことだった。
彼女は、占い師に「公園のベンチにハンカチを置いて、それを拾ってくれた人が、運命の人よ」と言われていたのだ!表題作を始め、傑作6編を収録の超人気シリーズ第35弾。

* * *


気になっていた三毛猫ホームズシリーズ、なぜか35弾から読破、です。
結構推理はできる、簡単な推理小説だからすっきり爽快でした。でも一番気に入ったのは、キャラクター!
個性的ですごく素敵だと思います。推理小説って、探偵役のひととかけっこう個性的じゃないですか。
そうゆうのが大好きです。

個人的には、「三毛猫ホームズの恋占い」「三毛猫ホームズと、ある男の死」「三毛猫ホームズの告別式」が好きでした。赤川さんの本、すごく惹かれます。これからも読み続けられたらいいな。
名前 レス
文字色 削除キー

[11] サイコロジカル(下)曳かれ者の小唄 西尾維新講談社ノベルズ¥924完読 --- 2007/04/21 07:20マイページに「サイコロジカル(下)曳かれ者の小唄」を購読候補リストとして登録します。
(あらすじは上と同じ。)

* * *

はじめて自分の推理があたった!と思ったんです。推理小説ってどうも難しくて今まで一回も犯人を当てたことはなかったんですが、「今回は絶対あってる!」とゆう自信がありました。それでいーちゃんの謎解きのシーンに入り、わたしが思っていた通りの犯人で、わたしが思ったとおりのトリックでした。「やっぱりね!はじめて犯人を推理できた!」とすごい喜びました。

喜びましたけど。

最後がすごく衝撃でしたね…!もう、なんだよ!って感じでした。すべてをいっきにひっくり返されて、すごくショックでしたよ、どうしてこんなアイディアが浮かぶのでしょうか。

それにしてもいーちゃんがあそこまで必死になる姿が以外でした。

でもほんとうにたぶんこんな小説、世界にひとつだけだろうな、と改めておもいました。
名前 レス
文字色 削除キー

[10] サイコロジカル(上)兎吊木垓輔の戯言殺し 西尾維新講談社ノベルス¥882完読 --- 2007/03/17 18:08マイページに「サイコロジカル(上)兎吊木垓輔の戯言殺し」を購読候補リストとして登録します。
『天才の一面は明らかに醜聞を起こし得る才能である』
「きみは玖渚友(くなぎさ)のことが本当は嫌いなんじゃないのかな?」
天才工学師・玖渚友のかつての「仲間(チーム)」、兎吊木垓輔(うつりぎがいすけ)が囚われる謎めいた研究所――堕落三昧(マッドデモン)斜道卿壱郎研究施設。友に引き連れられ、兎吊木を救出に向かう「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”の眼前に広げられる戦慄の“情景”。しかしその「終わり」は、さらなる「始まり」の前触れに過ぎなかった――!
絶好調、西尾維新の<戯言シリーズ>。こんな新青春エンタを待っていた!!

* * *

言葉じゃ感想が言いにくいんですよ、この本は。

つまり、人によって人生が左右されるとゆうことなのかな?良く分らないんですが、まあそれはきっと下を読めばたぶん、分るの、か。な。
つまり春日井さんはサイコロを振ってないとゆうことなんでしょう。うん。振り回されたくないならサイコロ、つまり選択肢をえらばなけりゃいい!
でも他の人間にすでに振られているときもある、といった本でしょうか。
友ちゃんは他の人のサイコロ振りっぱなしってことでしょうか。兎吊木さんやいーちゃんのサイコロ。

個人的には読んでる途中「戯言っぽくないなぁ、今回」と思っていました。だって事件とか何もおきないから…。と、思ったら最後にでてきましたー、殺人事件!
あーこれは戯言だ!恒例のグロが!
下巻があることをうっかり忘れていたようです…;
犯人がすごくすごく気になります。きっと予想をまたまた裏切ってくれるんだろうな…。あと侵入者のことも!謎が多すぎます、下巻早くよみたい!
名前 レス
文字色 削除キー

[9] 家庭教師ヒットマンREBORN!隠し弾1 骸・幻想 天野明 /子安秀明集英社¥648完読 --- 2007/03/14 22:28マイページに「家庭教師ヒットマンREBORN!隠し弾1 骸・幻想」を購読候補リストとして登録します。
「へなちょこ」から「跳ね馬」へ。若き日のディーノとリボーンの修行時代とは?人気キャラクターたちの隠されたエピソード四編を、天野明先生渾身の描き下ろしイラストでおくる「家庭教師ヒットマンREBORN!」小説版!

* * *


面白くて一日で読破。短編集なのでひとつずつ感想を。


■跳ね馬暴走
若きハネウマ!ディーノさんはやっぱり子供時代が一番大好きです。やんちゃで言うこと聞かなくてもう可愛いったらありゃしない。あと最後がすごい勇気に満ち溢れてて凄いと思いました、流石。仲間思いな彼の理由がわかってもう、本編の彼がすごく格好いいです。
あ、個人的に港街とゆうのがツボでした!ノスタルジック、大好きです。ああゆうところに住みたい、な。


■殺し屋二人〜古城より愛をこめて〜
なんともマイナーなシャマル×ビアンキ、これ、この小説本当に大丈夫なのかと疑いましたがなんてことない。もしかしたら一番この話がよかったかも、と思っていたりするほど。骸のところも最高でしたが、これも素敵で素敵で。なにより乙女なビアンキが新鮮で!嫌われ役の彼女があんな表情をみせるなんて驚き。男前のシャマルも格好良くて…。最終的にも、丸く収まってよかった良かった。いいお話だった。


■コロシヤクエスト
ただ、面白かったー!童話風味なところも素敵ですしまさかベルのお話があること事態もう嬉しくて嬉しくて。グリム童話さながらのちょっぴりグロまじりなところがもうたまらなくそそられました。山本の親父さんもハルのとぼけっぷりも良か、った!


■骸・幻想
これはね…、黒曜中の状況が(これほど酷くはありませんが)、私の通ってる学校と少し似ていて。暴力とかはあまりないですが落書きされてる壁とか、ガラスは割れて当たり前ですね。しかし先生しかなおそうとしてませんよ、だから真人さんが凄く良い人に見えました。まあそれが当たり前なんだろうけど、さ。ランチアさんだけでしたね、最終的に。私もちょっとずつ変えていった方がいいのかな、って思いましたが直るのかなあ…たぶん無理だけど。あきらめちゃだめだよねランチアさん!(笑)
とにかく凄く凄くこれは心に残りますね、言葉で表すと文字通りずっしり、って感じですね、はい。
少し悲しい結末ではありましたが。

(個人的には一方的に殴られていた骸さんが、ツボ です。)


buudy > リボーンですか。マンがなら集めていますが、小説は読んだことないです。ディーノさんの修業時代が読みたい〜 (2007/03/15 17:06)
まぁ > 番外編は脇役の過去などが知れて面白いですよね (2007/03/17 18:11)
名前 レス
文字色 削除キー

[8] アナン、 飯田譲治、梓河人講談社文庫¥773完読 --- 2007/02/24 21:55マイページに「アナン、」を購読候補リストとして登録します。
「初雪が降ったら、死のうと思っていた」
東京に初雪が降った夜、高級料亭のゴミ置き場に、生まれたばかりの赤ん坊が捨てられていた。その子を発見したのは、流という名の記憶喪失のホームレスだった。拾われた赤ん坊は「アナン」と名付けられ、流と仲間たちによって育てられる。やがて、アナンの周囲で不思議な現象が次々と起こるようになる―。

* * *

この本に出合えた自分がものすごく幸運だと思いました。

なんてゆうか胸にぐっとくるものがあって感想がうまく言えません。とにかく、すごくすごく綺麗で力強い物語です。私の言葉じゃ多分言い表せない。この本はすごい力を秘めています。アナンの窓、モザイク、青い龍、すべてがすごく綺麗でまぶしくて、そしてそれらは全部、私の生きるこの世界に確かにあるものだと感じました。

なんてすごい話なんだ。私にはそれしか言えません。今まで、こんな物語は読んだことなかった。そしてこんな話を読めた私はすごく幸せだ。
もうとにかく、読んでください。感想は言葉で言い表せないはずです。



…まあ、
ちょっと一言言わせてもらえれば。
この物語の「映画化」を希望します。
飯田さんは脚本家でもあり、「アナン」映画化の予定もあったそうなのですが―…。
実現する日を夢見て待っています。


buudy > こんにちは! 読んでくれた人がいた〜っ! 貸してあげた友達4人の内3人がつまんないとかいってたんでちょっと不安になってたんですが、やっぱりすごいですよね。だれもこの本を日記につけてなかったんで、意見の同じ人がいるとホッとします。いろんな人にこの本を読んでもらいたいですよね。 (2007/02/26 20:32)
yama > 下巻を読み始めました。上巻の後半からいい感じになったように感じています。読了しましたら、書き込みます。では。 (2007/02/27 15:55)
まぁ > buudyさん >そうなんですか。私は1人の友達に貸してあげたんですが、その子3日くらいで読み終わって「おもしろかった」といってました。私もほっとしてます^^ そうですね、色々な方に読んでいただきたいですね。

yamaさん >下巻いきましたか。頑張って読んでくださいねwクライマックスは見ものです。 (2007/03/17 18:12)
buudy > がんばれyamaさん! buudyも応援します (2007/03/23 15:05)
名前 レス
文字色 削除キー

[7] ひねり屋 ジェリー スピネッリ 理論者¥1,890完読 --- 2007/02/15 18:06マイページに「ひねり屋」を購読候補リストとして登録します。
毎年「鳩の日」には、大量の鳩が解き放たれ、そして銃で撃ち落とされる。地面に落ちた鳩は「ひねり屋」と呼ばれる少年たちによって回収される―。殺戮の対象である鳩を愛した少年パーマーの孤立無縁の戦いと成長の物語。

* * *


結構前にこれは読んだんですが、読み終わったあとは特になにも感じなかったです。でも今、パーマーと同じ位置に立たされてる自分にとっては、この物語を考えざるを得ない。
何かに縛られてる主人公が、いろんなことを振り払って成長してく姿を自分に重ねてみた。
ひねり屋への思い、街の風習、それに儀式。ドロシーのいじめ、鳩の打ち落とし。パーマーは色々なものに縛られていたけれど、鳩を飼い始めて変わりました。

すごいよな。

自分が孤立するのが怖くて私はなにもできないのに。
名前 レス
文字色 削除キー

[6] スイッチを押すとき 山田悠介文芸社¥1,155完読 --- 2007/02/07 21:20マイページに「スイッチを押すとき」を購読候補リストとして登録します。
10歳になると、子供達は告げられる。
『このスイッチを押せば、君の心臓は停止する』
増加する青少年の自殺に終止符を打つため、政府が立ち上げた恐るべきプロジェクトとは…。
生きる意味を問う衝撃のストーリー。

* * *

なんとゆうか、ものすごい話だった。

未来の、なんとゆうか、ありえなような話でしたが、読者に語りかけるものがありました。それがじんじん伝わってきます。

人間は目的がないなら生きているとはいえない。たとえ肉体が生きていたとしても、目的がなければそれはもはや死んでいると同じこと。

この話を読んで、私はそんな風に思いました。
目的…。約束の絵を見るとか、家族に会うとか。目的を果たした子たちは、みんなスイッチをおしていってしまいましたよね。
了君は、遥ちゃんが死んでしまって、カギを渡すとゆう目的がなくなってしまってスイッチをおしてしまった。
目的を達成してもスイッチを押す、達成できないから押す。
ただ、皆『もう疲れた』と言ってスイッチを押すところが、ちょっぴり悲しかったです。
私はドラマも見たんですが、個人的には原作よりドラマの方が好きです。


『なにもないなら、なにかみつけろ!』


南さんのこの言葉にぐっときました。
原作では『目的達成。スイッチ押してさよなら』とゆう風に私は感じられました。しかしドラマでは、何もなくなってしまった子供達に、南さんが『じゃあ目的を無理やりにでもみつけろ。生きてればいいことがあるから』と語りかけていました。非常に、希望があって…そこが凄い素敵だと感じられた。
しかし、色々言っておきながら、すごい本だと思います。生きることとは何か…すごく考えさせられる話でした。
名前 レス
文字色 削除キー

[5] The manzai あさのあつこジャイブ¥567完読 --- 2007/02/15 18:06マイページに「The manzai」を購読候補リストとして登録します。
やたらと暑い十月最初の木曜日―転校生の瀬田歩は、サッカー部の次期キャプテンと噂される秋本貴史に呼びだされた。貴史とほとんど口をきいたことのない歩には、その理由がわからない。放課後の駐輪場で「なぐられっぱなしだけはいやだ」と唇をかみしめる歩。ところが、彼の耳に入ってきたのは、思ってもみなかった貴史からの申し出だった・・・。対照的なキャラクターの中学生が出会い、葛藤するさまを繊細かつユーモラスに描いた、『バッテリー』のあさのあつこ、もうひとつの青春物語。

* * *
1、2、3巻まとめて感想させていただきます。
大好きな作家さんあさのあつこ先生の描く、青春シリーズですが、やっぱあさのさんです、面白いです。
キャラクターに個性があって、物語も面白く、少しだけ深い話。バッテリーより軽い感じがして、読みやすかったです。二人の漫才(歩は漫才だと認めてはいないけれど)とても最高です。ロミジュリ万歳!
ただ、2巻以降、肝心な漫才ステージシーンが省かれていたのが残念だー。読みたかった。でも想像できて、面白いかも。
個人的に、秋本は、バッテリーの豪ちゃんにイメージがそっくりですね。雰囲気から役割まで。どうしても同一人物に見えてしまうのは私だけか。歩と秋本は本当対照的で…。そこらへんが深い。バッテリーの巧と豪の関係、あとNO.6のネズミと紫苑の関係に良く似ているな。
でも一番気になるはやっぱあれですね、恋ですね。森口たちはもうカップル成立ですから…あとは、蓮田のところと、それと…。
歩とメグ!
でもメグは秋本ですものね。でも兄弟疑惑が…。気になりますね。次の巻はそこに期待して、新刊が出るのをまつことにします。
名前 レス
文字色 削除キー

[4] クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 西尾維新講談社ノベルス¥819完読 --- 2007/02/07 20:41マイページに「クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子」を購読候補リストとして登録します。
『私が過つと誰でも気づく、私が嘘を付くと誰も気づかない』
「紫木一姫(ゆかりきいちひめ)って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」
「救い出すって……まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」
人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合(すみゆり)学園、またの名を《首吊高校(クビツリハイスクール)》に潜入した「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”は恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれる―。
新青春エンタの真打ち、〈戯言シリーズ〉。維新を読まずに何を読む!

* * *
「きゃーん。いーたん萌え萌え!」by 哀川潤
思わずプッと。いーちゃんのセーラー服姿には興奮した(変態か)今回は爆笑するところがいっぱいでしたね!ギャグが多くておもしろかったです。
いーちゃんツッコミ グッド!面白すぎて腹痛かったよ!
しかし。でもやっぱ、戯言です。ギャグあってもシリアスかつ、奥深い。そのバランス好きだなぁ。
一姫ちゃんが本当に大好きだった。友ちゃんにも似ていて!「ししょー」といーちゃんのことを呼ぶ彼女はもう可愛くて仕方ありません。
しかし初登場のころから「あー、この子たぶん死んじゃうな」と思っていました。予想的中…と思いきや。だからなーんで戯言は私の好きなキャラばっかり犯人にするのー!
元気で面白い子だなあと思っていたんだけどな。
「すぐに裏切るし、騙すし、言い訳するし。他人を平気で見下して。殴られたら痛いことを知ってる癖に、殴られたら痛いことを知ってるからこそ、平気で他人を殴りつけて。要するに、みんな、―みんな偽物なんですよ」
一姫ちゃんのこのセリフ聞いて、「なんつーこと言ってんだ…」って一瞬思ったけれど、考えてみると、その通りだと思った。
裏切られるなら最初から信用しなきゃいいのかなー。
だから、すごく、哀川さんに憧れます。裏切られても信じ続ける彼女の姿が凄く素敵すぎてまぶしい。
でも一番ズキっときたのは、一姫ちゃんのこのセリフ。

「だぁって、他人なんか信じられないですよね!」

同じこと思ってた自分が少し嫌になってしまった。
名前 レス
文字色 削除キー

[3] クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 西尾維新講談社ノベルス¥1,029完読 --- 2007/01/27 11:20マイページに「クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識」を購読候補リストとして登録します。
『愛されなかったということは、生きなかったということと同義である』
鴉の濡れ羽島で起こった密室殺人事件から二週間。京都、私立鹿鳴館大学。「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”が級友(クラスメイト)・葵井巫女子とその仲間(フレンズ)たちと送る日常は、古都を震撼させる連続殺人鬼“人間失格・零崎人識”との出会いによって揺らめき脆く崩れ去っていく―。そして待ち受ける急転直下の衝撃。一つの世界が壊れる“そのとき”を描ききった新青春エンタの傑作。

* * *
零崎大好き。
前作にもまして、再び「なんだこれは」。
考えさせられて考えすぎて、頭が痛くなった程です。それくらい深い物語…、こんな本はじめてです。ああもう何度も言っているような気が。
とにかく、世界を根掘り葉掘り掘り返して、それを文にしたような衝撃的な感覚があります。読み終わったときに、なんだか、ぼく(いーちゃん)を通して、世界を見つめた感じがしました。そして世界や自分を見る目が変わったような…ふうむ。
いーちゃんの姿を自分とてらし合わせてみたら、やっぱ人間って信じられないな、と思いました。友達さえも。優先順位とかっておいおい、ほんとに人間ってむずかし。
そんな風に思う私も欠陥品かしら?私の鏡の向こうの自分ってどうゆうやつなんだろ…。ちょっと考えてしまったり。
興味深いです。
なんか戯言シリーズは読者の想像を裏切りますね。裏切り者の本です。
なんだか私が大好きなキャラクターばっかり、犯人なんですよ。
巫女子ちゃん大好きなの、でした。
名前 レス
文字色 削除キー

[2] クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い 西尾維新講談社ノベルス ¥1,029完読 --- 2007/01/26 23:22マイページに「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」を購読候補リストとして登録します。
『才能が一つ多い方が、才能が一つ少ないよりも危険である 』
絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする!工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を“証明終了”できるのか?新青春エンタの傑作、ここに誕生!第23回メフィスト賞受賞作。


* * *
読み終わっての一言は、『なんなんだ、これ』。
決して悪い意味の「なんなんだ」ではなく良い方の「なんなんだ!」です。
とにかく、奥が深い。深すぎる。嫌でも考えさせられる。「ぼく(いーちゃん)」の視点になって、話の中に入ったけれど…。すごい。今まで観てきたこの世界は…どうなるんだろう。今までの私の常識を、一気に180度ひっくりかえされました。とは良いつつも…ちょっとは理解できたものの…ううむ…残りは深すぎて分からない…なぁ。
他人を踏み台にする人間。それと天才。そこらへんが気になりました。うまく言葉に表すことができないのですが…。うん。
とにかくね。深くいわなければ、キャラが個性的で素敵でした。個人的には、いーちゃんと赤音さんが好きだった。あとは、トリックが凄かったです。まさか、赤音さん、自分を死んだように見せかけるとは。と思ったら、最初から赤音さんは赤音さんではなくて、かなみさんだった。そして今も、かなみさん、赤音さんになっているんだろうなぁ。「脳みそを食べることで才能を得る」と、なんだかリンクするような気がします。
まあとにかく奥が深すぎてまだ理解できていない部分が多いと思われます…。また、読み直そう。こんなに奥深い作品に会ったの初めてだなあ。本当に魅力的な本でした。
名前 レス
文字色 削除キー



- MBS Pro -